2023年4月4日(火)

【preset:服の話】

かわええ服を求めているくせに、
目に留まるのはかっこええ服ばっかりだ。
なので今回は思考の整理整頓をするぞ。
かわええとは具体的に何か。
手順は下記の通りです。
(1) かわええ服カテゴリが持つ要素を思い浮かべる。
(2) 足し算説:見つけた要素を確認する。
(3)引き算説:見つけた範囲になかった要素を確認する。


 まずは(1)からいく。
フリル、リボン、レース、宗教的シンボル、視線誘導、体型を見せつける、皮膚を見せつける、


 見えてきたので(2)をはじめます。
注目先を支配下におくための技術がいくつも取り入れられているね。
見るべき場所が目立つとは、
他の位置を隠すのでもある。
どこを見るべきか、
まず胸元の使用率が高いが、
これはネクタイをはじめ多くの文化圏で共通しているので、
かわゆい服の条件より上位にありそうです。
スカートのはしっこは使用率が高い。
フリルでもレースでもプリントでも、
スカートのはしっこには注目を集める価値があるみたいだよ。
腰回りも出番が多い。
ポッケだったり、ポッケがない服はかわりに飾りがついてたりする。
鎖骨の中央の真下もよくみる。
レースやギャザーなどいろんなもので縦線を作る。


 見えてきたので(3)をはじめます。
人間が自らの肉体を認識する位置は偏っていて、
顔と手と足の比重が高く、
途中にある首や腕やお腹は意識が薄れる。
そりゃあ使用量の差があるもんね。
かわええ服はそれらの薄れがちな地点に飾りつけがあり、
注目先を繋いで見かけのシルエットを作っている。
一定の形からはみ出す部分を見落とすように誘導してる。


 以上を踏まえるとかわゆい服とは、
視線を誘導して体の各パーツの現在位置を強調している。
頭、手首、正中線股間またはお臍の高さ、スカートのはしっこの位置、足首。
これら6ヶ所に注目させるうち、
他を目立たなくしたものをかわゆいと感じる。


 そう考えて打つ手を探す。
まず頭はもうあるのでヨシ。
手首も片方は腕時計があるのでおおむねヨシ。
もう片方の手首にもなんかつけとこう。
正中線はいまいちできてない。
一応ボタンや線ファスナーはある。
足首は何もない。これからだ。
スカートのはしっこがこれから打つ手の最初に来る。
股間またはお臍の位置は、
手首で代替できるので言うほど問題ないよ。
手首は股間と同じ高さにある。
『解体新書』のいちばん有名な画像にそう描いてある。


 スリーピースもその位置が目立つようになってるもんね。
手首のシャツを見せるとかね。

 


 今日はおしまいです。
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