つまずくルール対策部

知らないルールに対する態度だけでそれまでの人生が見えてしまいます。

昔の私を見ているようでしょんぼりすることが稀ながらあって、

しかしそのおかげでつまずきやすい部分を教えて貰うことができました。

  • 分かりにくい説明・端折った説明による誤解が積み重なる
  • カード毎ではない、ルールテキストそのものの読み方について触れた記事が少ない
  • 文章を読むが、ルールそのものやルールの目的を読まない
  • 馬の耳に念仏

この4つが主と見たのでそれぞれについて軽く書きます。

 

 

  • 分かりにくい説明・端折った説明が積み重なる

「できないのはできるより優先」「ダイヤモンドソードで攻撃できないやつを攻撃できるようにする」

といったもので、両方とも単体では正しいのですが合わせると変になります。

攻撃できない効果を無効にするという記述は、「できないはできるより優先」と両立させる方法ということです。

 

 

「能力は文章のことで効果は効果」

という説明を聞いたこともあります。

効果は効果といったトートロジーでは知りたいことが伝わりませんでした。

 

能力とは効果を作るもので、例えるなら

「蛇口から水が出る」「銃から弾丸を発射する」「火のないところに煙は立たない」

 といった所です。

放射能とは放射性物質放射線を出す力のことです」

という説明もちょうどいいですね。

「能力とはカードが効果を出す力のことです」

 

 

  • カード毎ではない、ルールテキストそのものの読み方について触れた記事が少ない

有名なのは制御の翼オリオティスと革命龍スターリースカイです。

公式サイトよりそのルールテキスト (事情により全角アラビア数字を私が書くことを気持ち悪く感じるので、半角アラビア数字に差し替えました)

相手が、自身のマナゾーンにあるカードの枚数よりコストの大きいクリーチャーをバトルゾーンに出した時相手はそのクリーチャーを自身の山札の一番下に置く

革命2―相手のクリーチャーがバトルゾーンに出た時自分のシールドが2つ以下なら、そのクリーチャーをタップする。

下線部が誘発条件で、それ以外の太字部が効果です。

他のゲームでは「対象を指定する」「コストを払う」「if文節ルール」といったものがあまり珍しくないですが、

一方こちらはDM、誘発条件(または起動コスト)と効果があるだけです、

誘発条件を満たしたら効果が出てきます。

「そのクリーチャーを自身の山札の一番下に置く。」

「自分のシールドが2つ以下なら、そのクリーチャーをタップする。」

という効果です。

出てきた効果は順番に処理をしていきます。

「自分のシールドが2つ以下なら」の部分は条件として別に考えがちですが、

ルールの上では条件として別になったものではないです。

(使われ方を伝えるための表現としては、条件という言葉で正しいです)

 

誘発条件は満たして誘発した(効果を出した)ら、その後は何も関係なくなります。

オリオティスならば、出した後でマナゾーンのカードが増えても減っても関係ないです。

 

スターリースカイは誘発条件が出すことしか書かれてないので出すだけで誘発します。

シールドがたくさんあっても誘発します。

 

 

 

  • 文章を読むが、ルールそのものやルールの目的、あるいはまだ読んでいない他の文章を読まない

 「バトルゾーンにある間だけ効果を使えるなら、Sトリガーを得る効果は特に意味がないのでは」

といったものです。

人は間違えることはありますが、なんでもかんでも間違えてることを前提に見てかかるのは若いことです(自戒)。

若いということは決していいことではなく、人生の厚みをこれからつけていくということです。

 

これを単純にした例で言うと「デーモンハンドのコスト6というのは間違いで本当はコスト5ではないか」と言う人にどのような感想を向けるかということです。

 

 

  • 馬の耳に念仏

「でもなんか違うんじゃないの?わかるように言ってよ」

自分が理解できない理由をすべて相手に押し付けることで、

誰が何を言おうとも自分は何も学ばないでいることができます。

 

 

  • 他のルールについてもそのうち書きます。

早いほうがいいリクエストを募集してます。

必要とわかることに加えて、方針を決めるヒントになります。